マイルスの野暮ジャケット
マイルスを聴きながら。
マイルスはJAZZを聴き始めた頃から贔屓にしています。
ここに紹介したThe New Miles Davis Quintetは黄金のクインテットと呼ばれた
プレスティジ初期の録音。
Miles Davis (tp), John Coltrane (ts), Red Garland (p), Paul Chambers (b), Philly Joe Jones (ds)
テナーのコルトレーン、後にシーツ・オブ・サウンドで有名になるのですが
このレコードではそんなにバリバリと吹いている風でもなくて、むしろ
ポール・チェンバースやフィリー・ジョー・ジョーンズのリズムが光っていると
思います。マイルスは後期になるとエレクトリック・マイルスと称されて好き嫌いが
はっきりするようになるのですが、私はそんなマイルスの「アガルタ」や「パンゲア」
といった怪しげな音も嫌いではありません。
このレコードはリラックスできる音作りでブログ書きながらよく聞くアルバムです。
でも残念なことが一つあります。
それはジャケットがヤボすぎること。なんの変哲もない風景に白で変な書体でMILES
と描かれているだけですから。店でレコードをめくっていていいデザインのレコードを
ジャケ買いしていましたがこのレコードはジャケ買い派としては全然興味が
わきませんでした。なのでこのアルバムを聞きだしたのはかなり後だったことを
思い出しました。これがブルーノートのリード・マイルスならきっと素敵な
デザインにしてくれたと思います。きっと